舞香「やーっと部活終わったぁぁぁ‥‥」
彼女は叢雨=舞香=ゼスティオール。
電脳世界サイバージェンスに居住するオブジェクトで、セクターE(オブジェクトの教育・育成を目的とした区画で、主に学校と学生寮で構成されている)で生活する2ndハイフェイズ(高校2年生)だ。
普段は白地に黒柄・黒ネクタイ黒スカートのセーラー服を着用し、スカートは膝丈、髪はショートの黒で水色の目をしており、身長163cmほど、胸はCカップといった見た目をしている。
彼女は「カタナ・セイバー」の使い手と評されるゼスティオールの名を継ぐ末裔にあるが、家訓に縛られた生活に嫌気がして逃亡、知人のコネクションを頼りに学生寮で自由に生活をしている。
また家庭への「ささやかな反抗」としてカタナ・セイバーとは扱いの違う棒術を趣味として習得し、特注の機械式棒術用具「サファイアグレイブ」を武器に大会優勝を狙っている。
アーニャ「遅いぞマイカゼ~、コチョコチョの刑に処すッ!!」
舞香「っちょ、やめなさいアーニャ!コチョコチョも、その呼び方も!」
彼女はアーニャ=スクライヴェナム。舞香と同じ学校に通う2ndハイフェイズだ。
自称の特技はマシンと舞香を弄ることで、同校技術部キャプテンにして最強のメカニックだ(これも自称だ)。
茶髪のセミロングで橙の目、身長は155cm程で胸はFカップ。
スカート丈はミニスカートでありエンフォース(所謂「風紀委員」)に文句を言われること2年目となる。
舞香の武器「サファイアグレイブ」はアーニャが部活動の際に作ったもので、舞香の体格や身体の動き方を様々な方法で研究して開発した渾身の作品。
アーニャ「ウチはカッコいいと思うんだけどなあマイカゼ、響きがいいし、いい感じに名前の略称だしぃ‥・」
舞香「その"ゼ"が不必要なんだって言ってるじゃない。」
俺「そうだよな、こんな名前名乗りたくないって気持ち、わかるぜ。ドゥフ‥‥」
舞香「そうよ、私は過去なんて捨ててセクターEで気ままに過ごすって決めたんだから。」
アーニャ「ウチは良くわからないけど、今が楽しければ良いじゃん!って感じ。でしょ、マイカゼっ。」
舞香「はあ‥‥でも、そうでなきゃね。」
俺「うんうん、いいことだ。」
舞香「で、アンタは何者なワケ?」
彼は"つまがき"、顔面と学力の偏差値が大体同じの不審者だ。
俺「今日は対話形式の日記に挑戦したかったんだが、これじゃSSだなあと困惑しているんだ。」
舞香「対話形式?SS?何言ってるのよ。」
俺「それにイラストにする際に分かりやすくしたり、設定忘れた時の備忘録として細かく書いた結果、設定の文章凄く長くなったし‥。特に舞香とか。」
アーニャ「ぅぅぅ、わからんッ!‥‥というか何でマイカゼの名前知ってんだ!?」
俺「胸のサイズとか考えるの楽しい‥フヒヒ‥‥。」
舞香「怪しいヤツ‥。まだ校内だしエンフォースに通報するわよ。」
アーニャ「ハイハイサーっ!プロファイル(電子学生証)、通報システム、起動‥っと。」
ウーウーウーウー‥‥
『校内メインゲート付近より通報コードE014を確認。エンフォースは直ちに現場へ向かうこと。』
俺「待ってくれ、今日食べた昼飯をみんなでレビューしたいんだ。」
『繰り返します、通報コードE014を確認。』
アーニャ「待てと言われたって、もう通報しちゃったし‥。」
俺「クッ‥こうなれば」
アーニャ「あっ逃げた」
舞香「あ、こら、待ちなさああああい」
俺「ハァ‥ハァ‥ハァ‥ハァ‥‥」
俺(‥‥畜生、どうなってやがるんだ)
俺(きょうの昼飯は豚肉とキャベツの味噌炒めだったんだ。)
俺(でも豚肉って意外と高いから、代用の肉があればいいと思って探したんだよ‥‥)
俺(そしたらさ、あったんだよ、魚肉ソーセージッ!!)
俺(豚肉の代わりになるかは分からねえ、でも、やるしかねえだろ。)
俺(それで食った、俺は食ったよ。したらウマかったんだ。)
俺(ヘッ‥やはり「僕ね、おさかなのソーセージと一緒なら野菜だっていっぱい食べるよ」ってCMやってるだけあるぜ。)
俺(それなのに‥それなのに‥‥。)
アーニャ「ありゃ、ヘンタイが立ち止まったぞ‥?」
俺「君たちさ、、、」
俺「キャベツの味噌炒めに魚肉ソーセージって合うと思うかい?」
舞香「知らないわよそんなこと!行くわよ、アーニャ」
アーニャ「了解、サファイアオペレート・リミッター解除っ」
俺「な、何だ、、舞香の背負ってた棒から青い光が‥‥」
アーニャ「コードグリーン、ターゲット分析‥‥完了。マイカゼ、ジャーンプ!!」
舞香「とうっっっ!」
俺「わわわわわ、、、空から俺めがけて‥‥」
アーニャ「エナジーロード‥エンド。今だぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
舞香「ゼスティオール・ハリケェェェェェェェン!!!!!!!」
説明しよう、ゼスティオールハリケーンとは、、、カタナ・セイバーを渾身の力で大振りすることで空気を強力に動かして風圧で対象を切り刻むゼスティオール流の剣技。
舞香はその武器を棒へと変更し、アーニャの技術によって威力を増幅させているのだ。
俺「うぐ‥大変美味しかったです。また食べたいです。。。。。」
舞香「何が美味しかったのよ。」
アーニャ「おーおー、新記録。だんだん威力が上がってるぞ~マイカゼ~コチョコチョ‥」
舞香「ち、ちょっ、やめなさいってば」
アーニャ「敵は殺そうとするより疲れさせたほうが有利なのだよ~マイカゼくん」
舞香「私は敵じゃ‥‥無いわっ!」
アーニャ「あいたっ‥」
女エンフォース「エンフォースです。ご無事でしょうか‥‥って、貴様か叢雨。‥ほう、ソレは貴様が。」
舞香「何よ、『エンフォースの剣姫』」
女エンフォース「先輩、いや、"格上"に対して『何よ』とはな‥‥まあいい、貴様とはいずれカタナ・セイバーで決着をつける。」
舞香「言った筈よ、私はカタナ・セイバーのゼスティオールでは無いと。さっきの技だって、本当は‥‥」
女エンフォース「‥‥貴様の事情など知ったことではない。ゼスティオールより私の剣技が上回る証明をするまで、せいぜいエンフォースの世話にならない生活を送るんだな。」
アーニャ「この先輩、何を考えているの、、?」
女エンフォース「あとスクライヴェナム。いい加減スカート丈を直せ!」
アーニャ「ひゃっ、ひゃい!!」
女エンフォース「失礼する。‥‥こちらE014対応、完了した。」
舞香「‥‥‥‥。」
アーニャ「マイカゼー、あの人って何なのさあ」
舞香「エレメントフェイズ(小学生)の時に、ちょっとね‥。」
アーニャ「ふ~ん?」
舞香「‥‥‥‥。」
アーニャ「マイカゼっ、ステーション前に来てるクレープの屋台、行こうよ!」
舞香「‥!、そ、そうね。一緒に行こっかアーニャ。」
アーニャ「さっすがぁ、そう来なくっちゃ」
舞香「『エンフォースの剣姫』‥‥か。」
俺「ではまた次回。」